2012/01/12

T邸08 「上棟01」

祝T邸上棟
おめでとうございます。
取り急ぎ写真を載せて、後日文章を直します。

時系列に簡単な説明を添えて、流れが少しでも見えたら面白いかなぁと思っています


快晴に恵まれ心地のよい天気。10時に現場到着。すでに1F部分は立ち上がっている。



 T邸大黒柱。存在感がありますね。八寸の八角形というおめでたい柱ですw。この柱は完成しても室内に現れるので、傷、汚れが付かないように養生されています。こういった材を化粧材と呼んでいます


135度でぶつかる部分の仕口。


1Fが立ち上がった様子。飛び出している柱は、通し柱と言って、土台から桁(一番上に掛かる梁)までの長い柱です。大黒柱以外の通し柱は5寸のものを使っています。よく使われている3.5寸の材と比べると断面積は2倍以上です


大黒柱の天辺。この家の御柱ですね。


桁。隅木(屋根に斜めに掛かる材)との仕口が細かく複雑です。


現場監督。荷揚げの作業中。


敷地と電線のわずかな隙間をぬって、材料を上げていきます。


2Fの管柱(通しでない柱)を差している。手元の重りを振り下ろし加速度を受けて柱を下に引っ張ります。


幅12cmの梁上を数十キロの柱を抱えてひょいひょい。


おいしょ


2F管柱が入りました。


「いの一番」の通し柱。最初に立てます。建物のX軸Y軸に番号を振って、位置を出しています。真っ先にすることの「いの一番」はここの事です。



棟梁と現場監督が次に揚げる材料を準備しています。


壮観。理屈では落ちないのは分かっていても、緊張感がある状態です


化粧材の梱包を解いています。


いの一番に掛かる桁が下りてきます。


135°に刺さる仕口。初めて見た仕口でした



きれいに入りました。桁の飛び出ているところは軒裏に入って見えなくなります。


通し柱に刺さる化粧梁。梁を吊るしているものの種類が違いが分かりますか?化粧材なので、傷が付かないように配慮されています。


反対側の受け





叩いてみるが、少し梁が掛かるようす


棟梁、仕口の微調整。全て頭に入っているから、決断までが早い。







化粧梁なので、捨て板を当てて打ち込む。絶対忘れてない。こういうところに感心するし、つくり手た
ちのつくるものへの敬意を感じます。




「いの一番」桁上隅木の仕口





桁を嵌め込んでいく



桁の継ぎ手が良く分かる。木を組み合わせて「引っ張り合わせる」事は実に厄介で、これは人間の凄い知恵と高い技術が必要です


継ぎ手を合せています


大工さんが楔を打っていきます。段々、引っ張られて桁の隙間が無くなっていく様子


まだ指一本分ぐらい空いていますね


ほぼ締まってきました


ばっちりです



2F桁まで上がりました


これから上がる屋根の母屋材
ここでお昼休憩
とりあえずここまで

お昼ですから

2011/12/21

T邸07 「基礎 + 刻み見学」

基礎が打ち終わり、刻みの見学も兼ねT夫妻と現場に行きました。
長閑な武蔵野の面影残る風景にほっとします。
周辺の風景

コンクリートは水と反応して固まります。だからその途中で凍ってしまったらアウトです。そういった訳で冬場の基礎打ちはとても気を使います(主に基礎屋さんが)
打ち込み前日の打合せではミルシートを片手に配合の細かな説明までして頂きました。
T邸の基礎はとても丁寧な仕事で、色々勉強させて頂いてます。

基礎養生


シートの下に毛布(?)まで敷いてありました。(コンクリートは水和反応の過程で熱を出すので、その熱が逃げないようにしています。なので調合のバランスをとって凍らせません)
養生の横から覗いた感じでは、きりりとした凛々しい基礎になりそうです。うれしいな。

その後、棟梁の刻み場に見学に伺いました。
下の写真は大黒柱です。長さは7mほどで家の基礎から棟までを貫きます。
いつもお世話になっている(T邸に関してはとーってもお世話になっている)
浜中材木店 http://www.hamanaka-zaimokuten.jp/
地場の材料を山から切り出して、用意して頂いたものです。それを地元の野崎棟梁に手刻みしてもらい家が建ちます。本来は当たり前な話ですが、昨今はなかなか一般的とは言えなくなった伝統的な住まいづくりです。実際にものを手で作り出す人間の感性を無視して、数値と想定だけを頼りに利益のみを求めてつくられた家との違いが、出来上がるものにちゃんと現れてきます。上棟が楽しみです。


大黒柱
足元の刻み

その後、刻み終わった材料を寝かしてある倉庫に向いました。
写真はその一部ですが、人の背丈以上のボリュームです。
風工房の家は木材を多く使います。100歳の木を使うならば家は100年はもたなくてはいけないと言うのが住まい塾運動の考です。これは具体的なサイクルシステムと言うよりは、もっと深遠な生き方の姿勢の話だと僕sは思っています。だから、この頃言われている200年住宅とか長期優良住宅といった話とはちょっと違う気がしています。環境をシステムとして利用するというよりは、世界あるいは自然とどんな風に関り合って人間は生きるべきなのか、を問うていると思うのです。T邸もただ性能として、100年もつという家ではなく、家のもつ魅力でひとが長く愛着を持って100年生きさせてくれる家になって欲しいです。

刻み終った材

2011/12/15

T邸06 「基礎配筋」

いよいよ足元ができてきました。きれいな配筋です。良い仕事には美しさがありますね。こういうのを見ると、幸せな感じがします。
T邸は地面の状態からベタ基礎にしました。べたっと地面にへばり付いている基礎です。中ほどに十字に凹んでいる所が地中梁です。豆腐の上にワッフルが載っている感じです。(あまり美味しそうじゃないなぁ)ワッフルの凸の部分が地中梁で、ワッフルを丈夫にしています。
基礎は鉄筋コンクリートで出来ているのですが、この鉄筋とコンクリートがお互いを補完し合って丈夫な材料になっています。コンクリートだけだと、ぼそぼその生地の様になってしまいます。そこで、鉄筋というつなぎを入れて、コシのある生地をつくります(微妙な例えだけど)。ここにはケーキと一緒で、絶妙な配合や焼き具合、タイミングその他いろいろプロフェッショナルなミソがいっぱいあります。そして、ある基準を満たせば後は他の要素とのバランスで決めていきます。酒にする米と、鮨にするシャリと、お家のご飯がそれぞれ同じお米でも違うように、基礎もベタ基礎だから良いとか、そういう部分情報だけの良し悪しに惑わされてはいけません。
ケーキで大切なのは食べて幸せになれるかどうかだと思っています。生地の小麦が何処産だとかは正直あまり気にしません(よほど問題があるものは別ですが、、でもこれは食べたら味にでるからわかるけど)
家も同じ事だと思っています。住んでいて幸せかどうか。更に言えば、我欲を満たす幸せではなく、もっと大きな幸せのあり方を感じる家であって欲しいと望んでいます。
ケーキが美味しいか美味しくないか(好みの差はあれ)口に入れるだけで分かる様に、家も一見したら分かるものです。好みの差はあれ

基礎配筋の様子

2011/12/14

T邸05 「柱状改良」

 T邸では地盤の状態に偏りがあった為、基礎を打つ前に地盤を改良していきます。
このあたりは開発地なので、周辺には新たに家が建ち続けています。
つくられたものには色々な物事が現れてきます。周辺の住宅が僕sの生きている世界の端的な表れだと思うと考えさせられます。


改良の様子



2011/12/08

「愛知県 -ギャラリー槐- 完成見学会」案内

完成見学会のご案内です
愛知県長久手にギャラリー併設の住宅がほぼ完成しました。
見学会を12/18(日)1:00~3:00に行います。詳しくはご連絡ください。
ギャラリー槐では杮落としとして「三人展」(松岡信夫・平川鐵雄・松岡葉子)を12/15~21まで、開催中です。

ギャラリー内観