2016/02/11

彩苑+栗田邸 「完成見学会のお知らせ」


「彩苑+栗田邸 完成見学会」

2016年2月21日(日) 午後1時から3時
 ご興味のある方はご連絡ください。ご案内をお送りいたします。


彩苑、栗田さんは造園家として33年もの間、素晴らしい庭を創りつづけてきた方です。

自然と人間の関わりは人間の大きなテーマです。
里山をはじめ、世界中で多様な暮らしのあり方を人は自然とともに築いてきました。
現在の過密な都市郊外でも、自然と人間が本来、地続きな存在である事を暮らしの中で思い巡らせられると素敵ですよね。

見学会に合わせて、植栽が入る予定です。
楽しみです。

2015/09/10

久々に

久しぶりに書きます。
もうすっかりブログを書いていた事すら忘れてしまってました。
ここ数年(長かった)、生老病死と人間に起こるいろいろに翻弄され、この頃ようやく一息つけるようになる見通しがつきました。
ホームページもブログも優先順位の都合から一切更新せず心苦しい日々を過ごしてしいました。
(、かどうかは定かではありませんが)
これからぼちぼちと、これまでに完成した家、今進んでいる現場の様子などを報告できたらと思っています。
先ずはリハビリがてら、ごあいさつまで。



写真は、2013年冬竣工の「住宅のあるアトリエ」とでもいうべき家です。
写真を整理次第、随時アップします。

2012/05/30

T邸15 「完成見学会のご案内」

「完成見学会」6月2日(土)3日(日)1:00から3:00

いよいよ「T邸」が完成のはこびとなります。関わった多くの方々に謝意を申し上げます。
たくさんのご苦労があったと思いますが、お陰をもちましてとても良い家が竣工します。(あと一息ですが)本当にありがとうございました。
T邸は若い夫婦と子供のための家です。若い夫婦の多聞にもれず、がぎられたコストのなかで(もちろん当初より頑張ってもらう事となりました)良い家をつくるのは本当に大変です。なぜならば、別に僕たちは「安さや利潤」を目標に設計をしているわけではなく「魅力的な、よい家をつくる」事が第一義に目指すべきところだと考えているからです。(安さの中でよいものをつくろうという事と、いい物を如何にコストを抑えてつくるかは、ものづくりのベクトルが決定的に違ってきます)しかし、それは現実的な資金の中で作られなくてはなりません。風工房でつくられる全ての家がそうですが、その兼ね合いやバランスの中、ギリギリの線でつくっています。この事は、建て主やつくり手全員の共感と苦労があるからこそできる、現代では稀有な事です。こういう事ができることに、ありがたく感じています。 
 こうしてつくりあがった家の意味や価値をどのように言ったら良いかはまだよく分かりません。

2012/04/21

「松岡信夫 -鉄の象形展- 」のご案内

松岡信夫さんの個展のご案内です



会期 : 2012年5月9日(水) ~ 5月21日(月)
場所 : Azabujuban-Gallery
住所 : 港区麻布十番1-7-2-102
電話 :             03-5411-3900      
開廊 : 11:00 ~ 19:00
定休 : 火曜日


アインズホームページ


今回の展覧会はモビールもつくっている様。楽しみです
パンフレットのうねうねとした鉄は、ほんとに象形文字みたいで、想像が膨らみます




2012/04/06

T邸14 「現場 - 05 左官」

今日は外構の打合せを現場で行いました。「晴天」「満開の梅」「春の陽気」、良い気分です。
なかなか現場に来ても写真を撮る時間が無いので、打合せを午後にしてもらい、その前に少し写真を撮りました。
2日前に左官を塗ったとの事で、壁はまだ乾ききってない状態。漆喰の匂いがします。これから、どんどんと華やかな感じになっていきます。とても良い壁です。
ものの質感というのは、とても大切です。昨今言われいる自然素材の機能性などは、表面的な話に過ぎません。この質感によって、ひとつの壁が風景にすら匹敵する魅力を持ちえます。
現在の日本人のほとんどの人が質感の本当の意味もそれによる喜びも分からずに過ごすのは、実に不幸な話です。(本当に残念に思います)
T邸の内壁は漆喰です。白くてつるつるのだけが漆喰壁ではなくて、歴史風土とともに色々な壁があります。ショートケーキのクリームの様に塗るのですが、とても難しい技術です。一度塗らせて戴いたことがありますが、ただ塗るだけなら知らず、きちんと塗るのはとても難しかったです(僕sには無理でした。その後ちゃんと直してもらいました)。壁や天井に見切りがあれば、その面だけを塗ればよいのですが、T邸は壁も天井も見切り無く繋がっています。この為一気に塗らなくてはいけません。さらに、コーナー部分を曲面にしてもらっていますから、もうもう大変です。熟練した感性の高い左官屋さんでないと出来ません。
ものづくりは大変ですが、奥深く魅力的です。


これから、浴室タイル工事、外壁仕上、電気、設備、外構などの工事が行われます。
竣工が楽しみです。




外壁下塗りの状態。


曲線壁の中にアーチがある入り口。大工さんが下地を作るのですが、大変だったそうです。
もちろん左官屋さんも大変です。
でも、苦労をしていただいた甲斐があって、魅力的な入り口になりました。


この壁はとても大事で、色々な事を絶妙に調和してくれています


2Fから階段室をみる。窓の向こうには山並み


寝室。落着いた光でよく眠れそうです。


キッチン。入りました。


居間と続く空間なので、冷蔵庫は奥の部屋です



美味しいご飯がいっぱい出てきます(予定)



2012/03/10

T邸13 「現場 - 04 造作おしまい」

今日で大工さんの造作工事は大体、御仕舞だそうです。お疲れ様でした。


素敵なキッチンカウンター

柱に絡む所

内部のボードは今日で貼り終わり

アール壁のアーチ
下地を作るのが大変だったそうです
でも、出来上がりは御苦労の甲斐が現れると思います

2F寝室。静寂な光です

外壁下地が塗られましたが、カバーで見えません。
残念。
道路まで距離があるので、カバーを取ってしまい作業を外に見せたらいいのにと、いつも思ってます。

2012/02/18

T邸12 「現場 - 03 造作」

 いよいよ内部の造作をしていきます。大きくは「窓等の枠、階段」と「造り付けのカウンターや棚など」です。建物をつくり込んでいく程、完成時の感じも良く(?(正確にはイメージを作り込んでいけると言うべきか))なりますが、造作は増え、コストも増えていきます。
完成時だけの使い勝手で完結する家の場合は凝ってつくり込む家の魅力もありますが、個人的には自由度が高い空間で住み手のセンスが反映されてよりよくなるほうが今は好きです。しかし、いろいろな問題と関係してくるから、なかなかどれが良いとは一概に言えないかなぁ。
  



洗面室のカウンター。ここに洗面器がのります。

棟梁はカウンターの側板と階段を製作中

2F寝室は天井のボードを張ってました

2Fファミリースペース

の長いカウンター。気持よさそうです

天窓の天井の角度を原寸図で確認

窓枠

その後工場に行きカウンター材を見せてもらいました。
まさか一枚板のカウンターに出来るとは思っていなかったので、嬉しさ倍増です。
浜中さんありがとうございます。
樹種は「アサメラ」というアフリカの木です。
素朴で力強く味わい深い木でした。