今日の現場監理は構造関係のチェックです。筋交い位置や使用金物等の、これからの工事で見えなくなってしまうものの確認を行います。と言うのは一部で(もちろんチェックはします)現場でいろんな職方さんと打合せしたり、色々教えてもらったりします。ものづくりの現場は楽しい事がいっぱい転がっています。そして現場では、全体の流れの様なものをよく見る様にしています。この全体性が一番大切で、部分の些末な事は要素であって、そんなに大事ではありません。極端な話、筋交いの一個二個なくても、十分丈夫な家ですから(もちろんちゃんと入ってます。例えですから)。
ものが出来上がっていく過程では実際のものがあるので、部分に意識が向きやすいものです。しかし、部分的なものごとにとらわれてしまうと、全体を損なってしまう事が多々あります。そこでは、大切なものごとの為の要素である「部分」から、部分の為の「部分」になってしまいます。同じ「部分」でも違う意味の部分です。気をつけたいところです。
1F居間の窓
筋交いと引抜金物など
通風スリット。防虫網
床下地を張っています。仕上でもいい程の材料です
2Fの窓
2F全体は見えないけれども
部屋から野地板を眺める
良い流れを感じる現場です。きっと、いい家ができます。